長崎大学高度感染症研究センターとは
長崎大学高度感染症研究センターは、高い安全性が確保された実験施設(BSL-4施設)を整備し、その施設を用いた感染症研究を推進することにより、人類に貢献することを目的としています。また、高度な感染症研究やバイオリスク管理を担う人材を育成することに努めます。
本センターは、2017年に設置された感染症共同研究拠点を前身としており、2022年4月から長崎大学附置研究所として部局化するに際し、「高度感染症研究センター」と名称を新たにしました。また、全国の関連研究者の共同利用・共同研究拠点「新興感染症制御研究拠点」として文部科学省に認定されました。
諸外国のBSL-4施設を有する研究機関との連携を進めるとともに、全国の関連研究者のBSL-4施設を用いた研究活動を支援します。
長崎大学高度感染症研究センターパンフレット(PDF/4.5MB)
上記2枚の写真は、本学のBSL-4施設等の紹介を目的とする場合のみ、使用可能です。
使用する際、写真のトリミング、改変等はご遠慮ください。
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センター長あいさつ
組織図

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沿革
平成18~20年 | 科学技術振興調整費「高度安全実験(BSL-4)施設を必要とする新興感染症対策に関する調査研究」 |
(2006~2008年) | |
22年 5月 | BSL-4施設設置の検討を開始することを学長メッセージとして公表 |
(2010年) | |
27年 6月 | 長崎県・長崎市・長崎大学により、感染症研究拠点整備に関する基本協定締結 |
(2015年) | |
28年11月 | 経済・医療14団体から長崎県、長崎市へ要望書提出 |
(2016年) | |
28年11月 | 関係閣僚会議にて、長崎大学のBSL-4施設設置計画を、国策として進めるとともに、長崎大学への支援など「国の関与」を決定 |
(2016年) | |
28年11月 | 長崎県知事、長崎市長が、長崎大学の施設整備計画の事業化に協力することを合意 |
(2016年) | |
29年 9月 | 「長崎大学の感染症共同研究拠点の中核となる高度安全実験(BSL-4)施設の基本構想」の取りまとめ・公表 |
(2017年) | |
31年 1月 | BSL-4施設(実験棟)新営工事開始 |
(2019年) | |
令和 3年 7月 | BSL-4施設(実験棟)竣工 |
(2021年) | |
令和 4年 3月 | 高度感染症研究センター本館竣工 |
(2022年) | |
令和 4年 4月 | 高度感染症研究センター(附置研究所)が発足 |
(2022年) | |
令和 4年 8月 | センターが学内連携組織の一つとなっている感染症研究出島特区 ワクチン研究開発拠点が国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「ワクチン開発のための世界トップレベル研究開発拠点の形成事業」のSCARDAシナジー拠点の一つとして採択された |
(2022年) | |
令和 7年 1月 | BSL-4施設を、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に定める特定一種病原体等所持施設として厚生労働大臣が指定 |
(2025年) |
設置の経緯
長崎大学が設置検討するBSL-4施設
長崎大学が検討するBSL-4施設について掲載しています。
専門家会議
長崎大学におけるBSL-4施設の世界最高水準の安全性を確保する観点から、専門的・技術的な事項の検討を行い、効率的・効果的な教育研究環境整備を実現するため、学長又は拠点長に必要な助言を行うために設置。
有識者会議
有識者会議は、本学が進めてきたBSL-4施設の設置計画について、客観的な立場から長崎大学の基本的考え方などを検証し、その計画の具体化に当たって如何なる課題があるのかを洗い出すために設置。
政府における取り組み
長崎大学の高度安全実験施設(BSL4施設)整備に係る政府における取り組みについて掲載しています。
世界のBSL-4施設
世界のBSL-4施設の情報を掲載しています。
日本学術会議の提言
日本学術会議基礎生物学委員会・統合生物学委員会・農学委員会・基礎医学委員会・臨床医学委員会合同総合微生物科学分科会は早急にBSL-4施設を整備する必要がある旨の提言を行った。
長崎大学BSL-4施設基本構想
2017年9月に長崎大学が策定した「長崎大学の感染症研究拠点の中核となる BSL-4施設の基本構想」を掲載しています。